自己紹介(井沢開理)

経 歴

・1961 防衛大学校卒業
      陸上自衛隊入隊
・1990 自衛隊退職
     東京工学院専門学校コンピュータ教員
・1997  同校退職
     ㈱日本ネットワーク千葉設立(しばらく経営するも、その後実質的に
     息子に経営を譲る)

・2004 【応用ゲーム理論の結論】朱鳥社 
     全国図書館流通のストックブックに指定される(4-434-0489-0/2004.9) 故に国会図書館
     そして有名大学の図書館で購入され長期保管されている。
 2011 【ゲーム理論から見た 尖閣諸島・沖縄基地問題】東京図書出版
・以後、講演活動等

※ 学生時代レスリング部に所属していたため、体力には自信があった。
  自衛隊のトップは、「智信仁勇厳」が必要だが、中堅以下には、体力及び強固な
 精神力が必要である。
  自衛隊体育学校(幹部格闘課程)で体力および精神に磨きをかけ、自衛隊式格闘技指導員
 銃剣道五段の資格確保。しかし自分の不注意により腰を痛め朝、顔を洗う程度の前屈が出来なくなった。これではもう第一線の隊員として「使い物」にならない。
  そこで上司の計らいにより、不本意ながら自衛隊業務学校(幹部運用解析課程)で
 一年間、数学(微分積分、確率統計、行列等)を中心に、戦闘理論、射撃爆撃理論、
 ゲーム理論等をみっちり勉強した。
  なお私は、勉強ほど嫌いなものはなかった。しかし自分の得意分野「体力」を
 失った今、妻子を食わせるためには「勉強しかない」と自覚した、私は必死になって
 勉学に励んだ。そこで初めて「勉強の面白さ」を知った(もう少し早く、知ってお
 けば良かった…)。
  同課程修了後、同課程教官に就任。
  以後、主として教育・研究・コンピュータ関連業務に従事。その後教官になった
 とき、「勉強の面白さ」を伝えるため、それなりの工夫そして努力してきたつもりが
 残念ながら、成果は自分でも「いまいちと思っている。
  業務学校教官時代、教範として「確率論」「射撃爆撃理論」を著す。
  そして戦闘理論では有名なランチェスターの戦闘理論式

 に代わる新戦闘王理論式として

を考案する。 
参考資料

 この当時の私の数学(戦闘理論)に関するアイディアおよび知識はこの程度であった。
 なお「ラ理論式」には、「限界効用」という考えが入っていないが、私の理論式には「限界効用」という考えが自然に含まれている。

業務学校学生時代、教官として戦闘理論、射撃爆撃等に関するいくつかの問題を作ってきたが、ここに社会に役立つ「算数の問題」を次に提示する。面白い問題なので挑戦されたい。

簡単な平均値の問題 (想定とケンカすることを禁ず)

 N国は、祖国防衛のためヤマト・ムサシという2大戦車を有する平和を愛する国家である。
 勿論戦車は、コンピュータで十分管理されており、戦車の走行に関する管理表の一例は次のとおりである。

  走行km 累計故障回数 平均故障距離(km)
ヤマト 1,200 6 200
ムサシ 600 2 300
合計 1800 8 X

 S国からの執拗な領土要求を拒否したN国は、遂にS国からの侵略を受けることになった。
 この不当なS国からの侵略を阻止すべくヤマト・ムサシは国民の歓呼の声に送られて、1200km離れた隘路を通過して今戦場へ向った。
 ここに堅実な人柄で知られる戦車大隊幕僚ノギ少佐は、過去の実績から戦車ヤマトの予想故障回数は □回、戦車ムサシの予想故障回数は □回 
合計  □回と見積もった。
 一方中央にあって兵站幕僚トーゴー中佐は、大所高所の立場にある者として一台々々計算するようなことはしない。管理表にあるXを使い、1200×2/X= □回と計算し、関係部署との調整に着手した。
 なおこれは当然の結果であってあえて書く必要はないが、両幕僚の見積は、
完全に一致していた(ホントかな?)。

 この問題の文章・数字はナンセンスだが、平均値に関し重要な問題を含んでいる。
 多分どう計算しても「完全に一致」しない人が大部分でしょう。
 答えは、このページの末尾にあります。

 

拙著について


 本書P17で、利得表は誰が書いても似たようなものになるので、原則として「利得表には、著作権がない」というルールを定めたいとある。故に、本HP上の利得表、自由にお使いください。

 本書裏に、”日本に「軍国主義が復活しない、できない」→この的中率は、100%である” とある。一方朝日新聞は、「軍国主義が復活する」「この道はいつか来た道」と警告をし続けてきた。現在、殆ど報道されないが…。
 どちらが正しい見方であったか、皆様方はどう判断されますか?

 

 本書は、尖閣・沖縄だけでなく、多くの事例を紹介している。
 例えば、「日本海海戦」、中国船による日本巡視船への「衝突(体当り)事件」(2010.9.7)、「2011年度センター試験(ゲーム理論問題)、「紳士協定」、朝日新聞の「毒ガス誤報報道「新戦闘理論式」等の解説がある。

 上記書籍は、共に著者の「初期作品」という見方をしている。従って修正したい個所は多々あるが、「ゲーム理論」いう見方で書かれているため、「大きな誤りはない」と今でも確信している。
 例えば、先に示した”日本に「軍国主義が復活しない、できない」→この的中率は、100%である等
 優秀な朝日新聞の「未来予測」、凡庸な私の「ゲーム理論」からでる「未来予測」いづれが正しかっただろうか?
 このようにいかに優秀であろうが、「ある間違った理念を絶対正しい」と信じれば、このような「愚かな未来予測」しかできない。
 理念は、人を愚かにする。 その典型的な例が上記。
 「60年安保騒動」の時、朝日新聞が「この日米安保条約が改正されたら、日本はどうなる」と主張したのか、ぜひ今検証する必要があると思われる。

次に拙著に対する辛辣な書評があったので紹介する。「ゲーム理論から見た 尖閣諸島・沖縄基地問題」(東京図書出版 2011.9)について

ゲーム理論に触れているページが200ページ中5ページ未満でそれも全く参考にならず、あとは沖縄の基地問題、中国関連のイデオロギーの問題を扱っている。参考になった点は、付録のオペレーションズリサーチの計算式のみ 。著者は元自衛隊の幹部。
この本からは、幹部自衛官がどのような知能の程度か知れてしまう。
悪書

 最後に「悪書」とあるが、「悪書」は読む人によって大きく異なる。

 例えば、「共産党黒書」は、共産党員にとっては最大の「悪書」であろう。しかし一般人にとっては、大変参考になる「良書」と思われる。
同様に「沖縄基地反対派」にとっては、「悪書」であろう。

 「日本の将来のため」には、(このHPを含めて)「良書」と私は確信している。
 なお筑波大学の「社会問題とゲーム理論」という論文でも、この書を参考資料として挙げている。
 そしてその論文内容と拙著および本HPと殆ど同じ趣旨で書かれている。
 http://www.u.tsukuba.ac.jp/~mitani.jun.gu/docs/02/report_list/0830999.pdf

 本書は、題名が示すとおり「ゲーム理論から見た…」であって(応用を主体としたものであって)、「従来のゲーム理論」を理解するための本でありません。ただ尖閣諸島・沖縄基地問題だけでなく、他方面での応用例も述べている。
 本HPでも、「ゲーム理論の紹介」「応用例1」だけ読んで頂くだけで、この「ゲーム理論」の理解は十分でしょう。
 ただ皆様方が、ご自身でも更なる応用を考えられた時、そして「日本の将来を考えられた時」、このHP全体が参考になると思われる。
 皆様方には、このHPから「いずれに軍配を上げるべきか?」判断して頂きたいと願う。

 なお私は、防大卒業生の中の「エリート」でなく「ゲリート」である。ただ「ゲーム理論」をライフワークとして研究を続けてきたにすぎない。故に「私の知能程度」は、ご指摘のとおり、「この程度」でこれ以上でも以下でもない。
 酷評の中で「参考になった点は、付録のオペレーションリサーチの計算式」に対しては、ありがとうございます。この酷評を頂いた方の「自己主張」は書評のため表示されていないが、ぜひ「意見交換」「相互質問」を希望している。
 一方「拙著」の中で、パソコンによる「計算式解法」に興味を持たれた方が多数おられたが、現在windowソフトが進歩(変化)しているので、新しく書き直してこのHPで公開したいと思っている。

6桁キューブについて

 左図は、私が76歳の時、月刊誌「シルバー人材センター」に投稿したものである。
 昭和55年頃、3桁のルービック・キューブの大ブームがあった。
 簡単そうに見えるが、少し動かしただけで画面が(上下左右前後)に変化するため、誰も仲々揃えられず、カンニングペーパーが発売されるようになって、出来る人が少し出た程度であった。
 私は本来こういうことが大好きだったので、その頃かなり苦労してようやく出来るようになった。
 その30余年後、孫のために何かないか探していた時、「6桁のキューブ」を発見して驚いた。まさか6桁のキューブが開発されるとは思わなかったし、同時に「儲かるはずはない」と思った。 多分メーカーは、自社の技術力を誇示するため採算を度外視して販売したものであろう。
 それはさておき同時に76歳という年齢を忘れ「やってやろうじゃないか!」という闘志も内から湧いてきた。
 やってみると、3桁キューブにない手法の連続であった。そして3桁キューブの何倍かの努力で、ようやく6桁キューブ攻略に成功した。
 6桁キューブ攻略して何になるか?
 単なる自己満足にすぎない。
 しかし年を取っても、「自分の得意なことは衰えない」[古い童謡:村の渡しの船頭さんは、今年60のおじいさん。年は取ってもお舟を漕ぐときは、元気一杯櫓(ろ)が軋(きし)む。:この時代日本人の平均寿命は60未満。渡し舟が存在していた頃の童謡]この発見は大きかった。
 年を取って体力・記憶力は大幅に減少した。しかし「自分の得意なことは衰えない」、これが大きな自信になり、以後ゲーム理論研究に熱(力)が入るようになった。
 皆様方も、年を取られても自分の得意であった趣味・特技(囲碁・将棋、盆栽、料理、過去自分が得意であった勉強等)を生かされては如何でしょうか。

 

 先に年配の人に呼び掛けたが、今度は若い人に呼び掛けたい。

 夏休み等暇なときに、スマホだけでなく「頭の体操」として「3桁キューブ」に挑戦されては如何でしょうか。

 「頭の体操」としてはかなり高度の部類に入ると思われます。まず攻略するまでに1 ケ 月は、覚悟する必要があるでしょう。
 そして揃えるのに「上から順に揃える方法」「4隅から揃える方法」があります。「4隅から揃える方法」の方が、「多桁キューブ」に挑戦するためにいいでしょう。ただしここで「最初の4隅を揃える」ことは誰にでも出来るが「次(下)の4隅を揃える」ことが大変難しく、大多数の人がここで挫折するでしょう(出来る人は、大学生で1%以下と見ています)。
 簡単には揃えられない。そこには「頭の体操」+「忍耐力」が必要です。「全4隅を自力で揃えられた人」ならば以後、難関もありますが、自力で揃えられるでしょう。
 そこから先は、余暇の利用の範囲内で、4桁、5桁、6桁の「キューブ」に挑戦するのもよいでしょう。

簡単な算数の問題 (解答)

ここで考えられる平均値は、トータルの平均値 1800/8=225㎞
あるいは、平均値の平均値 (300+200)/2=250㎞ 位のものだろう。
いずれも「完全に一致」しない。
そこで平均には、「相加平均」「相乗平均」「調和平均」の3つがあります。
今個々の値をm1、m2、m3 とし、この3つの平均をmとした場合、
相加平均は
    m = (m1 + m2 +m3)/3
で計算が簡単で判りやすく、一番多く使われている。
相乗平均は
    m = ∛(m1×m2×m3) (ルート3)
であり、昔はその計算が困難であったが、現在は関数計算器等で簡単に計算ができる。
 使用方面は、ロケット全体の安全性は、各部品の相乗平均でなければならないと言われている。
調和平均は、
   m = 3/(1/m1 + 1/m2 +1/m3)
で各平均値の調和を考える場合、この調和平均が良いとされる。
 適用される場面は、生徒個人の各学科の総合評価は、調和平均値が望ましいとされるが、それほどの差もないので、相加平均が用いられている。ただし、相加平均と調和平均では、1位2位が入れ替わることも、受験では合否が逆転することもありうる。
さてこの問題に限定すれば、
相加平均値は、
   m=(300+200)/2=250㎞
相乗平均は
   m=√(300×200)=√60000≒245㎞
調和平均は
   m=2/(1/300+1/200)=240㎞
故にこの調和平均値240を用いれば、
   1200×2/240=10回で完全に一致する
なおパソコンでデータを管理する場合、プログラムを組めば、それで済むことであり、統計上広く「調和平均値を使用すべきである」「相加平均だけが万能でない」これが教訓である。